色々な動作ができるようになってきた赤ちゃんの育児をしているとイライラしてしまうこともありますが、そのイライラを抑え込むのはちょっと辛いですよね…。
できれば工夫をして、イライラを落ち着かせたいですね。
私がおすすめする方法は、思考の転換。
考え方自体を変えてみるということです。
我が家のエピソードと共に例を挙げてみますので、参考になれば幸いです。
思考の転換とは
思考を転換してみるとはどういうことか。
言い換えると、「ポジティブシンキング」にもっていく、ということです。
よく「ポジティブシンキング」として例に挙げられるのが、コップの水。
コップの水が、あと半分しかない
↓
あと半分もある!
それから、日常でよくあるシチュエーションも例に挙げてみます。
この部下は、仕事が遅い
↓
仕事を丁寧にやっている
家が狭いなぁ
↓
狭いから家族が集まって仲良くなれる!
考え方次第で気持ちがだいぶ変わりますね!
以下、我が家のエピソードと共に、思考の転換例を挙げます。
育児のイライラエピソード
娘が1歳半だった時のことです。
肌寒い季節だったので、パジャマの上にスリーパーを着せて寝かせていました。
が、ちょうどボタンに興味を示すようになった頃で。
スリーパーを着せても、スナップボタンを自分でパチッ パチッと外してしまうんです。
そして、「フゥーンッ!(もう一回とめて)」と訴えます。
もう一回とめてあげても、またすぐに外します。
これを何度も繰り返されると、「早く寝てほしいんだけどなぁ~」と、だんだんイライラしてきます。
イライラ軽減法 ~失敗ver.~
私が最初にやってしまったこと。
今思うと、良くないなぁと思うこと。
それは、
「もう外さないでね」とか
「これで最後ね」とか言って、
外さなくさせるということばかり考えていました。
どうしたら外さなくなるんだろう?って。
「これで最後って言ったよ。だからもう着せないよ。おやすみ~」
と言って、突き放してしまったりしました。
娘は、もう一度ボタンをとめてほしいのと寂しいのとで、泣きます。
でも、たくさん泣かせてから、「じゃ、これで本当に最後だよ?」と言ってボタンをとめます。
そうするともう外さなくなるのですが、いわゆる「おどし」ですよね。
その後に残るのは、なんだかモヤモヤした気持ち。
泣きながら眠りにつくなんて、可愛そうなことしちゃった…という自己嫌悪。
今思い出しても、1歳半の子に、なんて酷なことをしたんだ…と思います。
「もう外さないでね」と言ったところで1歳半の子が外さなくなるわけないんですよね。
イライラ軽減法 ~成功ver.~
子どもの気持ちを考える
その後、対応を改めようと思い、実践したのが、思考の転換です。
「ボタンを外すのをやめてほしい」
という思考を一旦捨てました。
イライラの原因って…
・外してほしくないのに外された
・「これで最後ね」と言ってもやっぱりまた外された
自分の思い通りにならないからイライラするんですよね。
そこで、思考の転換です。
・外すのが楽しいんだな
・自分で外せるようになって嬉しいんだな
・この子にとってはこれも大切な学びだ
ポイントは、娘の気持ちになるということ。
自分の気持ちはちょっと置いておいて、娘の気持ちを考えました。
そして、代弁してみました。
ボタンをとめながら、
「外すのが楽しいんだね」
「自分で外せるようになって嬉しいんだね」
と、娘に話しかけるように、声に出して言ってみました。
そうすると、不思議とイライラしませんでした。
「まぁ、そのうち飽きるでしょう!」という気持ちになり、飽きるまで娘の興味(成長)に寄り添ってあげることができました。
好奇心の芽を摘まない!
乳幼児が何かに興味を持っている状態って、成長にとても大切なこと。
大人にとっては、たかがボタンだけど、
子どもが、ボタンって楽しい!って発見したことは、とても喜ばしいことで、大きな成長です。
できるだけ、好奇心の芽を摘まない子育てを心がけたいです。
イライラ軽減法 ~成功ver.+α~
さらに、こんな言葉も効果的でした。
「外すの楽しいよね」、「自分で外せるようになって嬉しいね」に付け加えた言葉。
「外すの楽しいけどさ、これ着てるとあったか~いからね。着ててね。」
と言って、ボタンをとめ終えたら、「あったかい、あったかい」と言いながら娘の体を優しくさすりました。
娘はそれが安心するのか、気に入ったようで、それをするとボタン外しをやめ、布団に寝てくれました。
要は、
“ボタンを外さなければこんな良いことがあるよ”
というポジティブなことを伝えたのです。
笑顔とスキンシップ付きで😊
「おどし」に比べると、こちらのほうが二人とも幸せでした✨
まとめ
■自分の都合や自分の気持ちは、ちょっと置いておく
■理想を高く持ちすぎない(思い通りにならない!の回避)
■子どもの気持ちを考え、それを口に出して言う
■好奇心の芽を摘まないことを意識する
この方法は、色々な場面で使えると思います。
まずは、「あっ、今のをちょっとポジティブ思考に変えてみよう」と意識するところから始めてみると、だんだんポジティブ変換がうまくなっていくと思います😊