寒い日に読みたい　ぽかぽかおふろ絵本３選

冬はおふろに浸かって温まると気持ちいいですよね。

今日は、おふろの絵本を３冊紹介します。

今回紹介するのは、「ぽかぽか」&「ほのぼの」がテーマ。
いわゆる「温泉」のような、「ほのぼの系おふろ」の絵本です。
読むだけで体がぽかぽかしてきそうな絵本を集めてみました。

ぽかぽかおふろ絵本『もりのおふろ』

さく　西村 敏雄
発行所　株式会社 福音館書店

森のおふろに、動物たちが続々とやってきます。

「せなかをあらってもらえませんか？」
「いいですよ」

のやり取り。

そして、

「ごしごし しゅっしゅ ごしごし しゅっしゅ　あぶく ぶくぶく ごしごし しゅっしゅ」

これが繰り返され、だんだん動物たちが増えていきます。

しまいには、輪になってみんなで洗いっこ♪

そして、輪になったまま一斉に

「おゆを　ざぶーん」

と流し合いっこ♪

ゾウさんはもちろんお鼻のシャワー♪

最後に、

「おふろへ　どぼーん」

「あー　ごくらく　ごくらく　いいきもち」

西村敏雄さんの温かみのある絵が「おふろ」というテーマとマッチしている素敵な絵本です。
描かれた湯気が、本当に温かそう。

最後のページの、目を閉じて気持ちよさそうにくつろぐ動物たちの表情を見ていると、なんだかこちらまで疲れが取れていく感じがします。

対象年齢の目安は2歳以上と書かれています。
娘は1歳9ヶ月から大のお気に入りになっています。

ぽかぽかおふろ絵本『もりのおふろやさん』

作・絵　とよた かずひこ
発行所　株式会社ひさかたチャイルド

とよたかずひこさんの『ぽかぽかおふろシリーズ』のひとつ。
『ぽかぽかおふろシリーズ』は、『そらのおふろやさん』、『まちのおふろやさん』などたくさんあり、どれも面白いのですが、中でも私が特に好きな『もりのおふろやさん』を紹介します。

森の動物たちがお風呂に入りにやってきます。

すると、隣のお風呂から「かわいいねえ　かわいいねえ」の声が。

くまのあかちゃんがいたのです。

あかちゃんかわいいねと話していると、空に満月を見つけ、さらに幸せな気分に。

みんなで、身も心もぽかぽかになって帰っていきます。

その後の結末にはちょっと驚かされ、くすっとほほえましいのです。

私がこの絵本を好きな理由は、ほのぼのする会話表現。

「こんやは ひえますなあ」

「ふあ〜　いい　ゆですなあ〜」

「おや　こんやは　まんげつですよ　いい　つきですねえ」

もう、こうして並べてみるだけで、ほのぼのしてきませんか？

読み方もゆーっくり、（おじいさんのように、と言うとわかりやすいかな？）、動物さんたちの気持ちになって読んでいたら、娘も「いつものママと違う？？？」と気付いたようで、ニヤニヤして楽しそうでした。

読むたびに癒されて、良い意味での脱力感というのでしょうか、体の力がふーっと抜けていく感じがします。

対象年齢の目安は2歳以上と書かれています。
1歳8ヶ月の時に何度も読み、親子共にお気に入りの絵本です。

ぽかぽかおふろ絵本『どうぶつおんせん』

さく　いちかわ えいいち
え　みやざき ひろかず
発行所　新風舎 ※2005年初版第1刷発行当時

岩場の露天風呂に動物たちが次々とやって来て、それぞれの過ごし方で温泉を楽しみます。

いぬは、いぬかき。
しかは、けがした足を癒す。
くまは、冬眠前のひとときを。

10種の動物が集まります。

最後は、人間の男の子が訪れて、みんなで浸かり、「なかよしおんせん」になりました。

動物たちの名前は、英語が元になっています。
例えば、
ねこのキャトさん（キャット）
きつねのフォッくん（フォックス）
という具合です。

数字(順番を示す表現)も自然に身につきそうです。
「さいしょに」、「つぎに」の後は、「3ばんめには」、「4ばんめには」と続いていき、「さいごは10ばん」まで続きます。

ふんわりとにじんだ絵が、おだやかな気分にさせてくれます。
岩の絵のにじみ具合なんて、とても素敵。

見開き１ページで50〜60文字程。
リズミカルに読める文章構成になっていて、読んでいる大人もなんだか気持ちいいです！
まだ知らない言葉が多く出てきて、1歳10ヶ月では、やや難しかったようです。

ぽかぽかおふろ絵本 まとめ

ぽかぽかおふろ絵本、ぜひ読んでみてくださいね。

親子での入浴タイムで、絵本に出てくる表現を使ってみるのも楽しいですよ🤗

「あぶく ぶくぶく ごしごし しゅっしゅ」

「ふあ〜　いい　ゆですなあ〜」

「ゆげが もあもあ ああ いいゆだな」

今日もお疲れさまでした😊