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出掛ける前の「お着替えイヤイヤ」対処法

イヤイヤ 着替え
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1歳後半から3歳頃までの間は、お風呂に入るのも、おむつを替えるのも、何をするにも一苦労でしょうか。

うちの娘も1歳11ヶ月になってから、「えっ、何もかも全然スムーズにいかない…」の毎日が訪れました。

『着替えをしてくれない』もそのひとつ。

この時の、子どもの心理はどうなっているのか、そして我が家ではどのように工夫しているのかを書いていきます。

※1歳後半から3歳前半くらいまでを想定しています。
※執筆時、娘の年齢は1歳11ヶ月です。その時点で試してみた方法として書かせていただきます。

まず、我が家で効果がなかった方法から書いておきますね。

「お着替えイヤイヤ」〜効果がなかった方法〜

以下の方法は、育児書などにもよく書かれている方法ですが、娘には通用しませんでした。

お気に入りのぬいぐるみで誘う

大のお気に入りのパペットがあるので、「お着替え楽しいよ〜!」とか、「一緒にお着替えしたいな〜」とか、誘導をしてみましたが、遠くから見ているだけ。
パペットと一緒にこちらが洋服を持って近づいても、「着ないの!」と言って逃げます。

「どっちがいい?」と選ばせる

「どっちがいい?」と選ばせる方法。これもよく耳にしていた対処法だったので実践してみましたが、うちの娘にはダメでした。
いっそ2択じゃなく全部の中から選ばせてみようと思い、「どれがいい?」と聞いてみましたが、「着ないの!」の一点張りでした。

「お着替えイヤイヤ」〜やや効果のあった方法〜

以下の方法は、娘の気分次第で成功する時もあります。

「かわいい〜」と独り言

娘は「かわいい」という言葉が大好き。
「このズボンかわいい〜!😃」
と、私がズボンを眺めながら独り言のように言っていると、トコトコ近づいてきます。
そこで、
「ねっ、かわいいね〜!履いてみる?」
と言うと、履いてくれることもあります。

服の名前や柄の名前で興味を引く

「トレーナー」、「リボン」を覚えたばかりのある日のこと。
ちょうどリボンの付いたトレーナーが家にあったので、
「わっ、このトレーナー、リボン付いてる〜!😄」
と言うと、
「トレーナー!リボン!」
と言いながらトコトコやって来て手に取ったのです。
すかさず、
「トレーナーだね!リボンだね!着てみよっ!」
と言うと、着てくれました。

その日から、着せたい服の名前や柄の名前を、違う場面で覚えさせ、いざ着替えの場面で言ってみる、という作戦を取りました。

例えば、レギンスなら、私がレギンスを履いているところを見せて、「これ、レギンスだよ」と何回か教えておく。
なんでも覚えたい時期なので、「レギンス〜」とニコニコしながら楽しそうに覚えます。
そして子どもは、ママやパパと同じものを着たがるので(ママやパパのマネが好き)、
後日レギンスを履かせたい時に、
「あ!これ○○ちゃんのレギンスだ!」
と言って興味を引かせます。

チューリップ柄の服を着せたいなら、実物のチューリップを見せる、もしくはチューリップの出てくる絵本を読んで、「チューリップだよ」と教える。
そうした事前準備をしてから、後日チューリップ柄の服を出して、
「あっ、これチューリップだ!」
と言って興味を引かせます。

この方法は、すでに知っている言葉よりも、新しく覚えたての言葉のほうが効果が高いです。

好きな歌で楽しむ

娘は歌が大好きで、その時々でお気に入りの歌が必ずあります。
その歌を替え歌にして歌いながら、娘がノッてきたところでそのまま歌いながらお着替え。

例えば、
「かも〜つれっしゃ しゅっしゅっしゅ〜」
という歌なら、
「おきがえれっしゃ〜 しゅっしゅっしゅ〜」
と歌いながら洋服を持って列車ごっこ

歌詞とメロディーのベストタイミングのところで着替えに移行するのがポイントです☆

 

「かわいい〜」作戦、覚えたての言葉を使う作戦、好きな歌で楽しむ作戦、いずれも我が家での成功率は50%くらいです。

「お着替えイヤイヤ」〜効果的な対処法と子の心理〜

それでは、我が家で効果のあった方法を、子どもの心理と共に紹介していきます。

子の心理ケース1「遊んで欲しい」

笑顔で楽しそうに逃げる場合は、「遊んで欲しい(追いかけてほしい)」の表れ。
少しかまってあげれば満たされ、着替えに応じてくれる場合があります。

早く着替えて出かけたいので焦りますが、
「もぉ〜私のことが大好きなのね〜」
と大らかな気持ちで少し「待て待て〜」と遊んでいます。

ただ追いかけるだけだと遊んでいるだけになってしまい、なかなか着替えに移行できないので、
「ママは着替えてお外に行きたいぞ〜!待て待てはあと1回だぞ〜」
などと言いながら、
①あくまで「着替えがしたい」という気持ち
②いつまでも遊んでいるわけではないよという気持ち
を伝えながら。

そろそろ満足したかな?と思った頃に、「つかまえたー!」とギュ〜して、そのテンションのまま「しゅるしゅるしゅる〜」と効果音を付けながらお着替えスタート😁
先程紹介した『好きな歌で楽しむ作戦』と同様、遊びの延長でお着替えする作戦です。

子の心理ケース2「他にやりたいことがある」

別に着替えがイヤなのではなく、他にやりたいことがあるだけだったりします。
「今はこれがしたい!」という意向があり、たとえそれが「水筒をいじっている」という些細なことであっても、子どもにとっては「今やりたいこと」が最優先なのです。

だから、待つ

少し待ってみる。

先に自分の支度を完璧にしておいて、荷物も完璧にしておいて、あとは子どもの支度だけでOK!という状態にしておきます。

子の心理ケース3「自分で着替えたい」

着替えなきゃいけないことはわかっているけど、自分で着替えたい!
だけど、そのことをうまく伝えられない。
だから「イヤ」と表現する。

娘の場合は、こちらから「自分で着る?」と聞いてあげると「自分で!」と言いながらお着替えモードのスイッチが入ります。
あとは、「いいね、順調だね〜」などと言いながら、さりげなく補助して一緒に着替えればOK。

子の心理ケース4「なんとなくイヤと言ってみる」

1歳半から3歳頃の子どもは、大人から見るとわがままに見えますが、わがままを言っているわけではありません。
自分でもよくわからない感情と一生懸命向き合っています。

「そっか、今はお着替えしたくないんだね。じゃ、お着替えしたくなったら来てね。ママ待ってるね。」
と優しく言ってあげると、少し待てば、「来たよー」と言いながら来てくれます。

子の心理ケース5 先を見通す力が未熟

子どもは、大人のように、「早く着替えなくちゃ!」という概念がありません。
これは言い換えれば、「早く家を出なくちゃ!」という概念がないからです。

「今着替えをしないと家を出るのが遅くなる」
「家を出るのが遅くなると遅刻する」
というような、先を見通す力が未熟なためです。
悪気があるわけではないんですよね。

だから私は、行動で示します。
「出かけるぞ〜」という雰囲気を出すのです。
言葉だけではなく行動で。

具体的には、「さて、そろそろ行こうかな」と言いながら荷物を持って玄関へ行くとか、
冬であればコートを着たりマフラーを付けたり。
そうすると、「○○ちゃんも行くー!」と言って焦り始めます。
そこですかさず「うん、行こうね!お着替えして行こう!」と言えば着替え始めてくれます。

子の心理ケース6 なぜ着替えるのかわかっていない

常に「今」を生きている子ども。
着替える=出かける ということが理解できていない可能性があります。
だから私は、子どもに、「どうして着替えをするのか」を説明しています。

「今から、○○に行くのよ。○○に行くから、お着替えするの。お外に行く時はお着替えするのよ。」

これは、子どもが何かに熱中している時は全く聞いていないので、話しかけるタイミングは重要です。

そして、ゆっくり話してあげています。

2歳前後なら尚更ですが、まだ大人が話した言葉を理解するまでに時間がかかるんです。
私たちも、英語でババーッと早口で話された時、「もうちょっとゆっくり話してほしいな…」と思ったりしますよね。
それと同じなんじゃないかな、と思うからです。

この、「着替える目的を説明する」は、我が家では一番効果があったかもしれません。

「お着替えイヤイヤ」対処法 まとめ

以上、「お着替えイヤイヤ」対策として我が家で工夫していることを書いてみました。
その日にどれか一つの方法だけではうまくいかなくても、複数の方法を組み合わせて試しています。
工夫と試行錯誤の毎日です。

「お着替えイヤイヤ対策」まとめ

■お気に入りのぬいぐるみで誘う(我が家では効果なし)
■「どれがいい?」と選ばせる(我が家では効果なし)
■「かわいい〜」と誘引する(我が家では成功率50%)
■新しく覚えた服の名前や柄の名前で興味を引く(我が家では成功率50%)
■好きな歌を替え歌にする(我が家では成功率50%)

【効果のあった方法】
■少しかまってあげて気持ちを満たす
■待つ。その間に他の準備は完璧にしておく
■「自分で着る?」と誘い、さりげなく補助する
■気持ちに寄り添う言葉と、「待ってるね」
■先を見通す力が未熟なため、出かける雰囲気を行動で示す
■着替える目的をゆっくりわかりやすく説明する

 

仕事に行かなきゃいけない日はそんな余裕ない!、「ほら、早く!」、「ほら、遅れちゃうから!」と言いながら力づくで着替えさせて出発…
という方は、おやすみの日だけでも、ちょっと試してみてください。

あとは…、私も含めてなのですが、真面目な人ほど、時には「どうにでもなれ〜」という気持ちも大事だなぁと最近思っています…😅
そう思わないとやってられないなぁと😅

とあるお母さんのお話。
何をしても何を言っても着替えてくれなくて、パジャマのまま保育園へ行かせたそうです。
これには保育士さんの立場、親の立場などから賛否両論あるかと思いますが、聞いた時私は、発想としてはそれくらい柔軟でも良いかもしれないな、と思いました。

イヤイヤは一時的なもの。
子どもの気持ちを汲み取りながら、自分の気持ちもコントロールしながら、乗り切っていきたいです😉

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